村系ホラー「ガンニバル」がじわじわ怖い

みなさんこんにちは！
退屈な日常に刺激が欲しく、怖がりなのについついホラーを見てしまう「ラボタ」です！

利用しているネット動画サービス「ディズニープラス」で特集されている「ガンニバル」がいい感じのホラーだったのでご紹介したいと思います！

「ガンニバル」はどんな作品なのか？

一言で言えば「ザ・村系ホラー」です！

村系ホラーの定番といえば「八つ墓村」や「ヴィレッジ」、最近だと「サマー」などでしょうか。

一見すると平和で調和の取れた「村」が、一皮剥くと「監視」と「規律」、そして「奇妙な慣習」で維持されている、そして村の外から来た人が「村」に取り込まれていく・・・そんなストーリー展開が王道の村系ホラーだと思います。

ガンニバルも例にもれずそういった要素が含まれていますが、ストーリーの運び方や人物相関がひと味違い、単純な構造になっていないので、ドラマ仕立てでも飽きずに見ることができます。

「ガンニバル」のあらすじ

とある事情を抱えた警察官が、「供花村（くげむら）」の新しい駐在警察官として家族と赴任してきます。

主人公と家族、そして村人は和やかな雰囲気で、自然と溶け込んでいくかに見えますが、主人公が村の地主である「後藤家」と失踪扱いになっている「前任警察官」を探り始めたところから、少しずつ関係が狂い始めていきます。

後藤家と供花村の関係、食人の噂、「あの人」の正体とは、口の聞けない主人公の娘の過去、失踪した警察官とその娘、など様々な要素が交錯していきながら、事実が暴かれていく、というあらすじになっています。

「ガンニバル」の見どころ

村系ホラーだと、黒幕は最後の方まで明かされなかったりするものですが、面白いことに第一話目でそれらしい人物(？)が登場し、話の序盤で黒幕の存在が明るみに出ます。

また、主人公VS村という単純な対立関係ではなく、地主、地元警察、神社も相関図に加わるので、話が単純に進んでいかないところも興味深いところです。

黒幕らしき地主の「後藤家」についても、次期当主や弟の立ち位置が少しズレているのも、ストーリーを複雑で味のあるものにしていますね。

主人公に悪徳警官の雰囲気が混ざっているのもスパイスになっていて、暴力に躊躇がないので、普通だと立ち止まるところでもズカズカ踏み入っていく姿はすがすがしくもあります。

「ガンニバル」はどんな人向け

単純にホラーが好きという方にはおすすめで、特にじわじわくる和風ホラーテイストが好きな方にはたまらない作品になっていると思います。

単純に「怖い」や「不気味」なだけでなく、村の古くからある「奇妙な風習」がバックグラウンドにあるので、民俗学・風俗学的な見地からもストーリーが解剖されていくのも面白いので、こだわりのある設定が好きな方にもおすすめです。

ラボタ自身、設定にこだわる質なので、そういった意味でも楽しんでいます。

「ガンニバル」のジャンル

「ガンニバル」のキャスト・監督